Web3/ブロックチェーンについては、しばしば「ユースケースが見えない」との声が聞こえる。Web3、ブロックチェーンはこの数年、一般消費者への「マスアダプション」が期待されつつも、実情はマスアダプションには程遠いと言わざるを得ない。
だが、ビジネスの観点からは「マスアダプションが実現してからでは遅い」とも言える。事実、マスアダプションに向けて、Web3/ブロックチェーンに特化した、いわゆるWeb3/ブロックチェーン“ネイティブ”な企業はもちろん、イメージ的にはこうした領域とは無縁と思われる企業まで、広範な企業が、独自の観点や切り口からWeb3 /ブロックチェーンに参入している。
導入事例のリアルがわかる「Blockchain Case Studies」
そうした各社のケーススタディを、実際にビジネスに取り組んでいる当事者からダイレクトに学ぶことができる機会がある。11月20日〜22日、幕張で開催される「第5回ブロックチェーンEXPO【秋】」の中で行われる「Blockchain Case Studies」だ。各社が手がけるさまざまなブロックチェーン導入事例の紹介が予定されている。
例えば、日立製作所、KDDI、旭化成、ローソンエンタテインメント、東急不動産など、一見するとWeb3/ブロックチェーンとは距離がありそうな企業が登壇者として名を連ねている。彼らは実はブロックチェーン技術を事業導入しており、その活用事例をこのセッションで紹介する。
もちろん、Web3/ブロックチェーン業界のキープレイヤーであるNTT Digital、マネックスグループ、HashPort、日本DAO協会、SBINFTといった企業も並んでいる。
ブロックチェーン導入事例紹介の具体的なテーマは以下の通り。
- 偽造防止デジタルプラットフォーム「Akliteia」ブロックチェーン適用事例紹介
- EXPO 2025 大阪・関西万博に向けたWeb3技術のビジネス活用と社会変革
- web3の社会実装に向けた「NTT Digital」の取り組みと展望
- 持続可能社会を切り開くweb3・DAOの実践
- 100社以上のNFT活用実績!ローチケとSBINFTのBtoC向け講演
- ユーザーの行動変容を促すNFT/トークン活用の実践ユースケース
- 放送波とブロックチェーンが創る!信頼性の高い情報流通への挑戦
- ブロックチェーン技術の最新活用事例
- Web3の社会実装を実現する新規事業ノウハウについて
- NFT活用によるメディアイベントの新たな価値創出
- デジタルコミュニティを活用した移住定住支援の構想
講師を一部ご紹介
特設エリア「Web3 World」も注目!
ブロックチェーンEXPOは、日本最大級のブロックチェーンの専門展。Web3、NFTといった、ときにメディアの話題となるテーマから、トレーサビリティやスマートコントラクトなど、華やかとは言えないが、実ビジネスを支えているテーマや技術が一堂に会する。
さらに今回は「Web3」「NFT」に特化したエリアとして「Web World」を開設。エンタメ、製造業、金融など、幅広いジャンルで活用できる技術・サービスの比較検討や相談が可能だ。
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なお、AI・人工知能EXPO、量子コンピューティングEXPO、デジタル人材育成支援EXPOが「NexTech Week 2024」として同時開催される。
|文:CoinDesk JAPAN広告制作チーム