マトリックス法によるテクニカル分析(2024/11/8)本格上昇期?1500万円台がターゲット【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は4.3。先週指摘した「押し目買いの最後のチャンス」が終了、指摘より1日早い6日に史上最高値を更新した。これで大きなヘッドアンドショルダーが完成、ネックラインの1124万円がサポートとなり、倍返しの1562万円が今後2-3か月のターゲットとなる。テクニカル的にはレンジをブレークして本格上昇期に入ったことを示唆している。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析

前回「史上最高値のような強めのレジスタンスの場合、最初のトライでは跳ね返されて、2度3度とトライしているうちに上抜けることは良くあるパターン」で「押し目買いの最後のチャンス」が来たかもしれないと申し上げた。

その押し目の目途として「10月25日の安値991万円からの半値押し1057万円」が本命で「下げたとしても10月1日の865万円との半値押し995万円辺りまで」と申し上げたが、安値は1016万円となり後者にサポートされた格好となった。また上昇チャネルとの兼ね合いで「史上最高値更新は11月7日以降」と申し上げたが、1日早い6日に更新した。

前回紹介した平行チャネル(青)を上抜け、更に角度が急な上昇チャネルを形成した。長期的に見ると1024万円をネックラインとする大きなヘッドアンドショルダーが完成、勝負あった形だ。このヘッドアンドショルダーの安値は686万円で、倍返しとなる1562万円が今後2-3か月の目途となる。小職は別稿で材料面から年末1550万円という予想を発表しているが、テクニカル的にも肯定された形だ。

評点:5

移動平均線

移動平均線

9日移動平均線も25日移動平均線も上向き。前回「25MAと200MAがゴールデンクロス、本格上昇局面が近いサイン」と申し上げたが、どうやらそれが始まった可能性。

評点:5

一目均衡表

一目均衡表

3役好転継続中。

評点:5

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォーク再開、前回指摘したように、3月の様なもう一段上昇するパターンが出現している。

評点:5

MACD

MACD

いったんデッドクロスしたが、切り返してゴールデンクロス発生。

評点:5

RSI

RSI

70台の買われすぎゾーンかつローソク足は上昇しているのにRSIは横ばいないし弱含むダイバージェンス気味。短期的な調整があるかも。

評点:1

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願い致します。