- フランスの賭博規制当局Autorite Nationale des Jeux(ANJ)は現地時間7日、ポリマーケットの運営を調査中と発表した。
- 今月、フランス国民が、米大統領選に関するポリマーケットの賭けで、大規模なリターンを手にして、世界的な話題となった。
フランスの賭博規制当局Autorite Nationale des Jeux(ANJ)は現地時間7日、ブロックチェーン・ベースの予測市場ポリマーケット(Polymarket)の運営状況を調査していると発表した。ポリマーケットは、米大統領選に関する賭けで、記録的な取引高を記録した。
「我々は、このサイトを認識しており、現在、その運営状況とフランスの賭博規制への準拠について調査している」と広報担当者は米CoinDeskに語った。
フランス語の暗号資産ニュースサイト「The Big Whale」は6日、賭博プラットフォームを規制するANJは、まもなくポリマーケットへのアクセスを禁止する見通しと伝えた。
「ポリマーケットが暗号資産を運営に使っているとしても、ギャンブルであり、フランスでは違法」とANJに近い匿名の情報筋はThe Big Whaleに語っている。
調査は、テオ(Theo)という名前のフランス人が、ポリマーケットでトランプ氏勝利に賭け、多額の利益を得たことがきっかけとなった。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、テオは5000万ドル(約76億5000万円、1ドル153円換算)を手にする見込みだ。
ポリマーケットは、アメリカ人は利用できず、世界中のユーザーの利用に依存している。CFTC(米商品先物取引委員会)との和解を経て、米国のIPアドレスをブロックしている。
ポリマーケットはコメントを控えた。
予測市場を支持する人たちは、参加者はお金を賭けているため、世論調査や評論などよりも優れた予測を提供し、ポジティブな影響をもたらしていると主張している。
だが、選挙に関する賭けは多くの国で議論を呼んでいる。アメリカでは、CFTCがこうした運営を禁止する規制を検討している。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
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|原文:French Regulator Says It’s ‘Examining’ Polymarket