- 暗号資産デリバティブ取引所デリビットでスタートしたばかりのXRPオプション市場は強気ポジションを示している。
- 価格はこの数カ月、横ばい推移が続いている。
暗号資産デリバティブ取引所デリビット(Deribit)に上場したばかりのエックス・アール・ピー(XRP)オプション市場は、強気心理の高まりを示している。
当記事執筆時点、90セントのコール・オプションが最も人気を集め、Amberdataによると、建玉は360万ドル(約5億5800万円、1ドル=155円換算)超相当の560万超。建玉のほとんどは、11月29日満期に集中している。
90セントのコール・オプションは、価格がそのレベルを上回ることへの投資を意味する。つまり、コール・トレーダーは暗黙のうちに、市場に対して強気であることを表している。
さらに、12月27日満期の1ドル、1.10ドルのコール・オプションにも建玉が積み上がっている。これは、年末まで上昇が続く可能性を示している。
当記事執筆時点、XRPは65セント付近で推移、その水準は、2023年10月以来、強い売り圧が見られる重要な水準だ。今回、このレジスタンスを抜ければ、これまでの調整局面で数カ月にわたって蓄積されたエネルギーが解放され、90セントから1ドルに向けて急速に上昇する可能性がある。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:TradingView/CoinDesk
|原文:XRP’s 90 Cents Calls Dominate Options Markets as Prices Hover Near 65 Cents: Godbole