ビットフライヤー、預かり資産1兆円突破:国内暗号資産取引所として初

ビットフライヤー(bitFlyer)は11月14日、暗号資産(仮想通貨)取引所で初めて、預かり資産総額が1兆を突破したと発表した。

日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の統計によると、2024年9月末時点の業界全体の預かり資産総額は2兆6209億円。同時点でビットフライヤーの預かり資産は業界全体の約3割を占めている。

同社は2014年の創業以降、初心者向けの「販売所」、特殊注文機能を備えた「bitFlyer Lightning」、証拠金取引が可能な「bitFlyer Crypto CFD」を提供している。

加納裕三代表取締役は日本の暗号資産市場について「米国やカナダではビットコインの現物ETFが上場し、伝統的な金融市場から暗号資産市場へ資金が流入するという新たな動きが起きています。こうした動きは近い将来、日本にも必ず訪れ、暗号資産市場が飛躍的に成長するきっかけになると考えています」と述べた。

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|文:栃山直樹
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