- カルダノ財団は2023年に4つの分野に2370万ドルを費やした。
- 2023年12月31日時点で、カルダノ財団は4億7824万ドル相当の資産を保有しており、そのうち82.5%がADA、10.1%がBTC、残りが米ドルの流動性資産となっている。
- ビットコインは109%上昇している一方で、ADAは9%の価値を失っている。
カルダノネットワークの開発とサポートを行う非営利団体、カルダノ財団(Cardano Foundation)は11月13日、2023年の運用、教育、採用に関する支出の詳細をまとめた初の「Financial Insights Report(財務インサイトレポート)」を発表した。
カルダノ財団は、3つの分野に1922万ドル(約29億7910万円、1ドル=155円換算)を割り当て、さらに455万ドル(約7億525万円)を中央運営費に支出した。
「この報告書は、透明性が単なる概念ではなく、我々が心から受け入れる中核的な原則であるという、我々のオープンソース哲学の自然な進化を表している」と、カルダノ財団のCEOであるフレデリック・グレガード(Frederik Gregaard)氏は述べました。
「この報告書では、説明責任の重要性、リソースの配分状況の開示、そしてそれらが幅広い業界にわたる公共デジタルユーティリティとしてのカルダノの発展にどのように役立っているかを強調している。我々は、25カ国にわたって社会や企業の課題を新たな方法で解決するために、100人以上の従業員が機関、企業、規制当局、政策立案者と協力している」。
2023年12月31日時点で、カルダノ財団の資産は4億7824万ドル(約741億2720万円)に達し、そのうち82.5%がADA、10.1%がBTC、残りが米ドルの流動性資産として保有されていた。TradingViewによると、年明け以降、BTCは109%上昇した一方で、ADAは9%の価値を失ったことは注目に値する。
カルダノのガバナンストークンのADAは、創設者のチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏がトランプ政権下におけるアメリカの暗号資産(仮想通貨)政策の形成を支援する計画を明らかにした後、週末に35%急騰した。
カルダノ財団は、ADAの初期基金とADAバウチャーの配布による収益の一部から資金提供された。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:フレデリック・グレガード(Cardano Foundation)
|原文:Cardano Foundation Spent $23.7M in 2023: Financial Insights Report