ビットコイン(BTC)保有企業のメタプラネットは11月25日、米BTC Media Inc.と独占ライセンス契約を締結し、「Bitcoin Magazine Japan」の運営権を正式に獲得したと発表した。7月26日に締結した覚書(MOU)から正式契約への移行となる。
Bitcoin Magazineは、2015年にBTC Inc.が買収したビットコイン専門メディアで、イーサリアム(Ethereum)の創設者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏が初期の執筆者として知られる。
業界では「ビットコインのバイブル」とも呼ばれ、ビットコインの技術解説から歴史的な出来事まで、質の高い記事を提供してきた。また、同メディアは「Bitcoin 2024」などの大型ビットコインカンファレンスの主催としても知られる。
提携によって、同ブランドの日本展開における独占的な権利を獲得したメタプラネットは、「日本におけるビットコインの中心的な情報源を目指す」とリリースに記している。また、2025年12月期第1四半期中の本格展開に向けて、編集、コンテンツ制作、経営管理、ソーシャルメディアなどの分野で人材採用を進めるという。
なお、11月25日時点でメタプラネット社のビットコイン保有高は1142.287BTC(約172億円)となっている。
|文:栃山直樹
|画像:メタプラネットWebサイトから(キャプチャ)