- HyperLiquidのHYPEは3.20ドルで取引を開始し、アーリーアダプターへのエアードロップ後に4.18ドルまで上昇した。
- トークンが公開されてから最初の1時間で取引がピークに達した。
- 総供給量の31%がエアードロップに割り当てられた。
分散型暗号資産(仮想通貨)取引所(DEX)のHyperLiquidは、ネイティブトークンであるHYPEを配布し、需要を喚起した。これにより、価格は当初の3.2ドルから4.18ドルに急騰し、完全希薄後時価総額(fully diluted value:FDV)は42億ドル(約6300億円、1ドル=150円換算)に上昇した。
エアドロップ後、流通しているトークンは予定の10億枚のうち3億3300万枚で、時価総額は約14億ドル(約2100億円)となっている。取引開始から1時間で、取引高は1億6500万ドル(約247億5000万円)に達した。
総供給量のうち、38.88%は将来の発行とコミュニティ報酬に割り当てられ、23.8%は現在および将来のコア貢献者のために確保されている。
このトークンは、このプラットフォームを支えるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)コンセンサス・アルゴリズムであるHyperBFTを確保するために担保にすることができる。また、取引手数料の支払いにも使用でき、分散型金融(DeFi)アプリケーションを作成することもできる。
5月まで6カ月間にわたって「ポイント」を獲得したユーザーがエアドロップの対象となった。通常、エアドロップされたトークンは、エアドロップハンターが最大限の価値を引き出そうとするため、即座に売り圧力にさらされるが、HYPEに対する需要が供給を上回っており、強い上昇の勢いが見られる。
HYPE/USDCのオーダーブックは、5%のマーケット深度でかなりの流動性を維持しており、両サイドで約400万ドル(約6億円)となっている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:HyperLiquid’s Native Token Debuts at Fully Diluted $4.2B Market Cap