ミームコインMOODENG、コインベース上場後に67%急騰
  • コインベースがミームコインMOODENGの上場を発表し、価格が67%上昇した。
  • 日次取引高も151%増加し、3億3000万ドルに達した。
  • 複数の取引所でマーケット・デプス(市場の厚み)は薄いままであり、さらなるボラティリティが予想される。

タイの動物園で話題のカバ「ムーデン」をモチーフにしたソラナ(Solana)ベースのミームコインが、2日に暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)に上場した後、67%以上急騰した。

2週間の停滞期にトークン価格は0.67ドルから0.30ドルに下落していたが、時価総額は再び5億ドル(約750億円、1ドル150円換算)に迫っている。2日の上昇を受けて、現在0.49ドル(約73.5円)で取引されており、日次取引高は151%増加して3億3000万ドル(約495億円)に達した。

この上場は、より広範なミームコインエコシステムに対して切望されていた後押しを提供し、上場後の10分間でGOATは9%上昇し、PNUTは6%上昇した。

ミームコインは本質的な価値がないため、性質上変動が激しいことに注意が必要だ。最小限の流動性を背景に、トレーダーのセンチメントのみに基づいて急上昇や急下降が発生する。最も流動性の高い取引ペアを提供するOKXでのMOODENGのマーケット・デプス(市場の厚み)は依然として比較的薄く、上昇方向に2%の範囲内では8万1000ドル(約1215万円)の注文しかない。マーケット・デプスは、設定されたパラメータ(この場合は2%)の間のすべての注文を集計することで流動性を評価する指標。

|翻訳・編集:林理南
|画像:TradingView
|原文:Memecoin MOODENG Surges 67% After Coinbase Listing