グレイスケール、ソラナ・トラストのETF転換を申請
  • グレイスケールは、グレイスケール・ソラナ・トラスト(GSOL)のETF転換を目指している。
  • GSOLはグレイスケールが2021年に立ち上げたもので、1億3400万ドルの運用資産を有している。
  • グレイスケールは、ソラナETFの立ち上げを目指す5番目の資産運用会社となった。

グレイスケール(Grayscale)は、最も新しいソラナETF(上場投資信託)競争の参入者となり、既存のソラナ・トラスト(GSOL)をETFに転換することを目指している。

3日午後、この投資信託を上場させる予定の取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)が19b-4申請を提出した。米証券取引委員会(SEC)は、取引所などの自主規制機関(SRO)による規則変更の提案をSECに通知するため、取引所にこのような申請の提出を求めている。

グレイスケールはソラナETF立ち上げを申請した5番目の資産運用会社。これ以前には、ビットワイズ(Bitwise)、ヴァンエク(VanEck)、21シェアーズ(21Shares)、そして新たに設立されたカナリー・キャピタル(Canary Capital)が申請を行っており、これらの会社は全て今年これ以前に計画を発表していた。

グレイスケールは既に今年、主力のイーサリアムとビットコインの投資信託をETFに転換することに成功している。グレイスケールは2021年に16番目の投資商品としてクローズエンド型ソラナ・トラストを立ち上げており、今回の申請によると現在1億3400万ドル(約201億円、1ドル150円換算)の運用資産を保有している。

暗号資産(仮想通貨)市場全体と同様に、ソラナは今年、特に11月初旬のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の大統領選勝利以降に急激な上昇を見せた。このことで、業界にとってより友好的な規制環境が約束されたからだ。

ソラナは今回の申請を受けて約3%上昇し、年初来では130%以上上昇している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Danny Nelson/CoinDesk
|原文:Grayscale Files To Convert Solana Trust Into ETF