- トロン(TRX)は、最初のリリースから約7年後の12月4日早朝、過去最高値を記録した。
- トロンの創設者であるジャスティン・サン氏は先週、エコシステムがドナルド・トランプ氏が支援するワールド・リバティ・ファイナンシャルに3000万ドルを投資したと述べた。
トロン(Tron)のTRXは、最初のリリースから約7年後の12月4日早朝、目立ったきっかけもなく過去最高値を更新し、2100万ドル(約3億1500万円、1ドル=150円換算)以上のショートベットが清算された。
TRXは76%上昇し、0.4ドルを超え、時価総額は340億ドル(約5兆1000億円)に達し、取引高は12月2日の20億ドル(約3000億円)から過去24時間で160億ドル(約2兆4000億円)以上に急増した。
TRXの動きに追随し、トロン・エコシステム・トークンとミームコインは平均35%上昇し、中には100%も上昇したものもあることがデータで示されている。DeFiLlamaのデータによると、価格高騰の一環として、トロンベースのプロトコルにロックされた預け入れ総額が140億ドル(約2兆1000億円)に急上昇した。
4日の動きに先立つ発表や進展はなかったが、トロンの創設者であるジャスティン・サン(Justin Sun)氏は先週、エコシステムがドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が支援するワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)に3000万ドル(約45億円)を投資し、最大の投資家になったと述べた。
このトークンは、エックス・アール・ピー(XRP)、ステラルーメン(XLM)、イオス(EOS)など、2018年のトークン群の一部で、古いプロジェクトへの明らかな資金流入によって、過去7日間で総額が2倍になった。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Tron’s TRX Rockets to Record Highs Above $0.4