本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.2。前回「少し時間がかかりそう」と申し上げた高値をあっさりクリアしたものの、そこから急落。どちらかと言えば、上ひげと言えどもレンジをブレークしたことを評価すべき格好だが、シグナルはまちまち。平行チャネル内で乱高下するかもしれないが、上昇トレンド継続か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
前回「三角持ち合いを形成しそう」で「前回高値1550万円を抜けるには少し時間がかかりそう」と申し上げたがその三角持ち合いを上抜け、上ひげでヘッドアンドショルダーの倍返しの水準をブレーク。
しかし、そこから急落し、11月12日からの上昇の61.8%押しで切り返している。この結果、上向きの平行チャネルを形成、上昇トレンドが継続している。
評点:5
移動平均線
9日移動平均線が上向きとなり、デッドクロスを回避。やや上向きか。
評点:4
一目均衡表
3役好転継続中。遅行線がこのまま横ばいでローソク足にぶつかりそうで、若干ながら陰りが見えてきた。移動平均線は3.5点、一目均衡表は4.5点のイメージで、両方とも4点で評価した。
評点:4
ボリンジャーバンド
スクィーズが鮮明に。新値を付けたがバンド内に引き戻された格好。
評点:3
MACD
デッドクロス、両線下向き。
評点:1
RSI
RSIが60台に戻ったが、若干ダイバージェンス気味で少し気持ちが悪い。
評点:2
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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