本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.0。前回「シグナルはまちまち」で「平行チャネル内で乱高下するかもしれないが、上昇トレンド継続」と申し上げたが、まさにその通りの展開となった。
今回も、トレンド系は緩やかな上昇トレンド継続を示すが、MACDとRSIはダイバージェンス気味で何とも判断が難しい。
上下どちらに抜けても不思議はない状況で「放たれに付け」という感じか。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
11月12日から11月22日の上昇の61.8%押しで切り返し、史上最高値を更新。その後は11月22日の高値1560万円がレジスタンス、11月26日の安値1400万円がサポートのレンジ取引。傾きの緩い平行チャネルを形成し、かろうじて上昇トレンドが継続している。
評点:4
移動平均線
引き続きデッドクロスを回避、どちらかと言えば上向きか。
評点:4
一目均衡表
3役好転継続中。但し、転換線と基準線とがクロスしそうで消滅の可能性。
評点:4
ボリンジャーバンド
ところどころ上下にひげを出し、窮屈そうだが、スクィーズで方向感なし。
評点:3
MACD
デッドクロス、両線下向き。ダイバージェンスで下向きへのトレンド転換を示唆。直近の調整でこなしたのか、これからもう一段の調整があるのか不気味。
評点:1
RSI
RSIが60台に戻ったが、こちらも少しダイバージェンス気味で少し気持ちが悪い。
評点:2
評点
※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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