NFTの取引高が急増し、市場は復活を遂げている:ギャラクシーが報告
  • 11月のアメリカ大統領選挙以降、NFT市場は回復したとギャラクシーの報告書は述べている。
  • ギャラクシーは、週間の取引高が1億7200万ドルに達したと指摘した。
  • ギャラクシーによると、オープンシー、Blur、マジック・エデンなどの主要NFTマーケットプレイスは、いずれも活動が活発化している。

NFT(非代替性トークン)市場に回復の兆しが見られると、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Research)が12月16日に発表した。

NFTは、バーチャルまたは物理的なアイテムの所有権を表すブロックチェーン上のデジタル資産であり、販売または取引が可能だ。

NFTの取引量は今年の大半は減少傾向にあったが、アメリカの選挙とそれに続く暗号資産(仮想通貨)市場のラリーを受けて、11月に反転し始めた。

ギャラクシーによると、11月初旬にはNFTの週ごとの取引高が5月以来初めて1億ドル(約155億円、1ドル=155円換算)を超え、12月2日には1億7200万ドル(約266億6000万円)に達した。

アナリストのゲイブ・パーカー(Gabe Parker)氏は、「この復活は主に、時価総額トップ25のコレクションにおける活動の活発化によるものだ」と述べ、オープンシー(OpenSea)、Blur、マジック・エデン(Magic Eden)などの主要なマーケットプレイス全体で参加者が増加していると指摘した。

Blurとオープンシーは、過去30日間の総取引高のそれぞれ60%と27%を占めたと報告書は指摘している。

Pudgy Penguins(パジー・ペンギンズ)のエコシステムにリンクされたNFTは、特に優れたパフォーマンスを示した。Pudgy PenguinsとLil Pudgysのコレクションは、それぞれ最低落札価格が206%と265%上昇したと報告書は付け加えている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Pudgy Penguins
|原文:NFTs Are Making a Comeback as Trading Volumes Surge: Galaxy Research