ソラナ、Penguトークンのデビューを受けて1日6690万件の史上最多取引数を記録
  • ソラナ(Solana)では、他のすべてのブロックチェーンを合わせたよりも多くの取引が行われた。
  • ソラナは、ステーブルコインの送金高を除くほとんどの指標で他のブロックチェーンをリードした。

プログラマブル・ブロックチェーンのソラナにおけるネットワークアクティビティは12月17日、NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」がネイティブトークン「PENGU」をデビューさせたたことを受け、活発になった。

データソースのArtemisによると、イーサリアムに代わる安価なブロックチェーンと考えられているレイヤー1ブロックチェーンのソラナは、2020年の誕生以来最高の6690万トランザクションを記録した。その忙しさは、ソラナでの取引件数が他の主要チェーンすべてを合わせたものを上回るほどであった。

ソラナはまた、1日の分散型取引所取引高と1日のアクティブアドレス数でも他のブロックチェーンをリードしているが、ステーブルコイン送金高ではベース(Base)、イーサリアム、トロン(Tron)に遅れをとっている。

2024年初頭に現在進行中の暗号資産(仮想通貨)の強気相場が幕を開けて以来、ソラナはミームコイン、NFT、その他の小規模トークンから手っ取り早く儲けようとする個人投資家にとって、頼りになるブロックチェーンとなってきた。

17日も同様で、Pudgy Penguins、Lil Pudgys、Rogs、Soul Bound Tokens(SBT)の保有者が、米国東部時間8時に始まったPENGUのエアドロップを求めて集まった。同プロジェクトによれば、最初の1時間で10万件以上のリクエストがあり、ウェブサイト閲覧回数は470万回以上を記録した。

Coingeckoのデータによると、PENGUは23億ドル(約3542億円、1ドル=154円換算)の時価総額でデビューしたが、その後価値は20億ドルまで下落した。

ソラナのSOLトークンは17日に3.2%上昇し229ドルとなり、市場のリーダーであるビットコイン(BTC)の上昇に追随した。しかし、SOLは18日、勢いを維持するのに苦労しており、217ドルまで後退。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ決定を控えた警戒感を反映している可能性が高い。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:ソラナとその他主要ブロックチェーンのオンライン指標(Artemis)
|原文:Solana Smashes Record With 66.9M Daily Transactions as Pengu Token Debuts