アプトス・ラボ(Aptos Labs)の共同創業者であるモー・シェイク(Mo Shaikh)氏が、同社のCEOを退任すると発表した。
アプトスは、強化されたスケーラビリティ、セキュリティ、トランザクション速度を提供するとアピールするレイヤー1ブロックチェーンだ。もともとはフェイスブック(Facebook)の中止になったプロジェクト「ディエム(Diem)」のために開発された独自のブロックチェーンプログラミング言語「ムーブ(Move)」を活用している。
シェイク氏は3年前にエイブリー・チン(Avery Ching)氏と共同でアプトスを創業した。シェイク氏はX(旧Twitter)に長文の投稿を行い、同社が成し遂げた進展を誇りに思っていると表明した。この進展には、4億ドル(約620億円、1ドル155円換算)という巨額のベンチャーキャピタル資金調達や、「世界各地の1000以上のビルダーやイノベーターから信頼される最も堅牢なエコシステムの1つ」を構築したことが含まれる。
シェイク氏は、チン氏がCEOの職に就任し、同社を次の成長段階へと導くと述べた。
Xの投稿で、シェイク氏はブラックロック(BlackRock)、グーグル(Google)、マスターカード(Mastercard)、ペイパル(PayPal)などの企業を含むアプトスのパートナーや投資家の貢献を認めた。
シェイク氏は、「これらすべては、素晴らしい投資家の揺るぎない支援なしには不可能だった。ドラゴンフライ(Dragonfly)、ブロックタワー(Blocktower)、ハウン・ベンチャーズ(Haun Ventures)、ハッシュド(Hashed)、アイアングレー(IRONGREY)、a16z、アポロ(Apollo)、コインベース(Coinbase)、パラファイ(Parafi)、スクリブル(Scribble)、ペイパル、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、そして我々のビジョンを信じてくれた素晴らしいエンジェル投資家らに心からの感謝の意を伝えたい」と投稿した。
シェイク氏は、戦略的アドバイザーとしてアプトスに残り、ブロックチェーンと金融システムの未来について熟考する時間を取る予定だと述べた。「私は常にアプトスとその使命の支持者であり続ける」とし、「アプトスが世界の主要ブロックチェーンとしての役割を維持するのを支援し続けることを楽しみにしている」とコメントした。
|翻訳・編集:林理南
|画像:モー・シェイク氏(Aptos Labs)
|原文:Aptos Labs CEO Mo Shaikh Quits; Avery Ching to Take His Place