本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.5と前回3.0より改善。史上最高値を更新するも、そこから大きく失速、まさに前回申し上げた「上下どちらもありそう」という展開だった。
まだ上昇トレンドを示すサインは継続する一方、調整を示唆するダイバージェンスは解消。本レポートは年内最終となり、新年は1月10日となるが、良い年を迎えられそうだ。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析
トランプラリーによる急騰後、緩やかな上昇チャネル継続。足元の調整も11月12日からの上昇の半値押しでサポートされており、今のところ上昇トレンドの中の健全な調整と考えて良さそう。
評点:4
移動平均線
引き続きデッドクロスを回避、9MAと25MAとの間隔も若干広がったか。
評点:4
一目均衡表
3役好転が一時解消、相場は調整したが、足元では再開。悪くない展開。
評点:5
ボリンジャーバンド
一時上向きのバンドウォークが始まりそうだったが、再び収縮。スクィーズ継続、方向感ないが、悪い形ではなさそう。
評点:3
MACD
ゴールデンクロスしかけたが再び下向きに。但し、この調整でダイバージェンス解消。
評点:2
RSI
今回の調整でダイバージェンス解消。
評点:3