- ビットコイン(BTC)を裏付けとするステーブルコイン「USDa」を発行するアバロン・ラボ(Avalon Labs)は、ビットコインDeFiエコシステムを成長させるために、1000万ドル(約15億7000万円、1ドル=157円換算)を調達した。
- アバロンは、ビットコインをデジタルな価値の保存手段から、様々な目的に対応できるよりアクティブな金融商品へと進化させることを目指している。
- ユーザーは、ビットコインを担保にして、8%の固定借入金利でUSDaを獲得することで、保有するビットコインの価値を活用することができる。
ビットコインに裏付けらたステーブルコイン「USDa」を手がけるアバロン・ラボは、ビットコイン分散型金融(DeFi)エコシステムを成長させるために、1000万ドルの資金を調達した。
12月23日付の発表によると、今回のシリーズA資金調達ラウンドは、Framework Venturesが主導し、UXTO Management、Presto Labs、Kenetic Capitalなどが参加した。
アバロンが目指すのは、ビットコインをデジタルな価値の保存手段から、様々な目的に使えるよりアクティブな金融商品へと進化させることである。
ユーザーはビットコインを担保にUSDaを8%の固定借入金利で手に入れることで、保有するビットコインの価値を活用することができる。同トークンは今月、預かり資産(TVL)7億ドルを達成した。
アバロンはステーブルコインとともに、ビットコインを裏付けとしたレンディング、利回りを生み出す貯蓄口座、クレジットカードも提供している。
ステーブルコインはデジタルトークンの一種で、その価値は他の通貨(通常は米ドル)にペッグされている。その目的は、保有資産を暗号資産エコシステムから完全に取り去ることなく、暗号資産に関連するボラティリティから資産を保護するオプションをユーザーに提供することである。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Avalon Labs Raises $10M Series A to Grow Bitcoin-Backed Stablecoin