- ビットコインは2025年、過去最高の18万5000ドル(約2900万円、1ドル=157円換算)前後に達すると予想され、イーサリアムは5500ドル(約86万円)を超える可能性が高いと、ギャラクシー・リサーチによるレポートで述べられた。
- 同社は、機関投資家、企業、国家によって用いられることが、世界最大の暗号資産(仮想通貨)の値上がりを牽引すると述べた。
- 同社は、ナスダック(Nasdaq)100の 5社および 5つの国がビットコインの採用を発表すると予想している。
ギャラクシー・リサーチ(Galaxy Research)は先週に発表されたレポートで、世界最大の暗号資産であるビットコイン(BTC)は2025年に過去最高値に達し、2025年第4四半期には18万5000ドル(約2900万円)に「届く水準となるか、それを上回る」と述べている。
同レポートによると、2番目に規模の大きい暗号資産であるイーサリアム(ETH)は、今後12か月で5500ドル(約86万円)を超えると予測されている。
「機関投資家、企業、国家によって用いられることが積もり積もって、2025年にはビットコインは新たな高みへと押し上げられるだろう」とギャラクシーのリサーチ責任者アレックス・ソーン氏(Alex Thorn)は記している。
同社は、2025年にはナスダック100 の 5社および 5つの国がバランスシートまたは政府系ファンドにビットコインを追加したと発表すると予想しており、これらの国家間の競争が更なるビットコイン採用の波を牽引すると同レポートで述べている。
米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)の運用資産総額(AUM)は2025年に2500億ドル(約39.3兆円)を超え、大手資産運用会社の少なくとも1社はビットコインの割合が2%以上だと2025年に発表すると同社は予測している。
同社は、ビットコインの分散型金融(DeFi)も急成長すると予想し、DeFiにロックされているビットコインの総額は、現在の110億ドル(約1.7兆円)から2025年は倍増すると予測している。
マイナーが高性能コンピューティング(HPC)に軸足を移す傾向は今後も続くと予想されており、上場ビットコインマイニング企業上位20社の半数以上が2025年に人工知能(AI)企業またはハイパースケーラーとの契約を発表すると、同レポートは付言した。
同レポートでは、ビットコインは2025年に、金の時価総額の20%に達すると予測されている。
|翻訳・編集:T.Minamoto
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin to Hit Record Around $185K in 2025 as Nation States Buy: Galaxy Research