- ハイパーリキッドは、16のバリデーターから選択できるネイティブステーキングを開始した。
- ロックされたトークンもステーキング可能だが、発生した報酬はロックされたままとなる。
- HYPEは92億ドルの時価総額で上位20位の暗号資産に入り、ビットコインキャッシュやライトコイン、ペペコインを上回った。
分散型デリバティブ取引所として知られるレイヤー1ブロックチェーンのハイパーリキッド(HyperLiquid)は30日のX(旧Twitter)への投稿で、HYPEトークン保有者向けのネイティブステーキングを開始したと発表した。
トークン保有者は預け入れるバリデーターを選択でき、ネットワークの安全性確保の見返りとして報酬を得ることができる。ローンチ時点で、ハイパーリキッドは3億HYPE(84億ドル、1ドル約1兆3020億円)をステーキングしており、最初の1時間でユーザーがさらに700万HYPEを追加した。トークンは16のバリデーターに分散してステーキングされている。
ベスティング(権利確定)スケジュールによってロックされているトークンもステーキング可能だが、発生した報酬はロックされたままとなる。
ステーキングの導入は、HYPEトークンが発行されてから1カ月後に行われた。CoinMarketCapのデータでは、HYPEは3.57ドルでデビューし、その後27.89ドル(約4300円)まで上昇している。
HYPEの時価総額は現在92億ドル(約1兆4260億円)に達し、上位20位の大型トークンの仲間入りを果たした。順位はビットコインキャッシュ(BCH)、ペペコイン(PEPE)、ライトコイン(LTC)を上回っている。
取引所のハイパーリキッドは過去24時間で26億4000万ドル(約4092億円)の取引高を記録し、デファイラマ(DefiLlama)のレポートによると、1日100万ドル(約1億5500万円)以上の収益を上げている。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Autumn_ schroe/Unsplash
|原文:HyperLiquid Releases Native Staking as HYPE Token Extends Its Rally