シンガポール、台湾とフランスに続きポリマーケットをブロック
  • シンガポールのギャンブル規制当局が、国内のインターネットサービスプロバイダーに対し、予測市場プラットフォーム・ポリマーケットへのアクセスをブロックするよう命じた。
  • 台湾とフランスの当局も、国内のギャンブル法を理由にポリマーケットへの措置を講じている。

予測市場プラットフォーム・ポリマーケット(Polymarket)に対して措置を講じた管轄区域にシンガポールが加わった。シンガポールのユーザーからの報告によると、シンガポールのギャンブル規制当局(GRA)が週末にかけて、ポリマーケットへのアクセスをブロックするよう国内のインターネットサービスプロバイダーに命じた。

「無許可のギャンブルサービス提供者が運営する違法なギャンブルサイトへのアクセスを試みた」と表示され、無許可のサービス提供者とのギャンブルで有罪となった者は最大1万シンガポールドル(約115万円、1シンガポールドル115円換算)の罰金または最長6カ月の禁錮刑に処される可能性があると警告される。

GRAはこの問題について公式発表をしておらず、公開ディレクトリによるとポリマーケットに対する執行措置も開始していない。

自国民がポリマーケットを使用するのを積極的にブロックした最初の管轄区域は台湾。台湾の法執行機関は直近の大統領選挙をめぐって賭けを行った管轄区域内の17人を逮捕した。

台湾の選挙法は特に選挙結果に対する賭博を禁止している。

ポリマーケットに対してはフランスのギャンブル当局も措置を講じており、同国のユーザーがプラットフォームにアクセスするのをブロックしている。

最近、米商品先物取引委員会(CFTC)は進行中の調査の一環として、ポリマーケットで取引するアメリカ国民に関する情報を求めてコインベース(Coinbase)に召喚状を発した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Singapore Blocks Polymarket, Following Taiwan and France