アズキ、ネイティブトークンANIMEを発表──関連NFTが9.1%上昇
  • NFTプロジェクトのアズキが、日本のアニメをモチーフにしたトークンであるANIMEの発行を発表した。供給量の50.5%がアズキコミュニティに配布される予定だ。
  • アズキの従業員とアドバイザーには、権利確定スケジュールの制限の下で供給量の15.62%が割り当てられる。

NFTプロジェクトのアズキ(Azuki)が、日本のアニメをモチーフにしたトークンANIMEを発行することを発表した。同社のウェブサイトでANIMEは「カルチャーコイン」と説明されている。

この発表を受け、アズキのNFTの価格は9.1%上昇。CoinGeckoのデータでは、最も安いNFTは13.77ETH(4万2000ドル、1ドル155円換算で約651万円)で販売されている。

アズキはX(旧Twitter)で、「我々はAnime.comを取得し、間もなくアニメコイン(Animecoin)と共に世界中のアニメファンコミュニティーの拠点として立ち上げる予定だ」と発表。「そして今、アニメコイン財団(Animecoin Foundation)と共に、アニメの次の章を築いている。(中略)我々のミッションは変わらない。オープンなアニメユニバースを構築することだ」と述べた。

ANIMEトークンはコミュニティに重点を置いて配布される。総供給量の50.5%がコミュニティに割り当てられ、そのうち37.5%が発行時に完全にアンロックされる。残りの13%は「将来のアニメDAO(AnimeDAO)を通じてANIME保有者によって管理され、コミュニティのインセンティブとイニシアチブに資金を提供することになる」という。

アズキのチームとアドバイザーには、3年間のベスティング(権利確定)スケジュールの制限の下で供給量の15.6%が割り当てられる。

NFTプロジェクトのネイティブトークン発行の動きは、Pudgy Penguinsに続くものだ。このプロジェクトは12月にPENGUを発行しており、現在の時価総額は18億7000万ドル(約2899億円、1ドル155円換算)に上る。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Azuki
|原文:Azuki Announces Native ANIME Token, Related NFTs Rise 9.1%