航空会社ANAホールディングスグループのANA NEOは1月16日、同社が運営するNFTマーケットプレイス「ANA GranWhale NFT MarketPlace」のサービスを2025年2月28日に終了すると発表した。
同社は2023年6月のアジア展開を皮切りに、同年12月には日本でもサービスを開始。サービスの向上に努めてきたものの、事業継続が困難と判断し、閉鎖を決定したという。バーチャル旅⾏プラットフォーム「ANA GranWhale」の終了も合わせて発表された。
サービス終了に伴い、マーケットプレイスで購入されたNFTについて、購入代金の全額返金が実施される。二次販売で取引された商品に関しては、現在の保有者が返金対象となる。返金申請は2月28日15時までに行う必要がある。また二次販売による売上金についても、同日同時刻までに出金申請を行う必要があり、期限後の対応は保証されない。
ANA GranWhale NFT MarketPlaceは世界のエアライングループで初となる独自NFTマーケットプレイスとして開設され、航空分野の特性を活かしたデジタルコンテンツを展開してきた。今回のサービス終了により、国内の大手企業によるNFT取引所の1つが姿を消すことになる。
|文:栃山直樹
|画像:ANA GranWhale NFT MarketPlaceウェブサイトから