- 暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comは、マルタ金融サービス庁からEUのMiCAライセンス取得の原則的承認を受けた。
- 2023年にMiCA法案が可決されて以来、企業はMiCAに基づくCASPライセンスの取得に向けて取り組んでいる。
暗号資産取引所Crypto.comは、マルタの金融サービス庁から欧州連合(EU)のMiCA(暗号資産市場法)ライセンス取得の原則的な承認を受け、EU全体での完全運営に近づいた。
Crypto.comの広報担当者が1月17日に語ったところによると、この原則的なライセンス取得は、同取引所がまもなく完全なCASP(暗号資産サービスプロバイダー)ライセンスを取得することを意味する。
2023年にMiCAが成立して以来、企業はMiCAに基づくCASPライセンスの取得を目指してきた。CASPライセンスにより、企業は27カ国で構成されるEU全域の顧客にサービスを提供できるようになる。
「規制当局の完全な認可を受けることで、Crypto.comは市場をリードするさまざまな暗号資産サービスを、合理化された強固な枠組みのもとでEU全域に提供できるようになり、このセクターの透明性が大幅に向上する」と、同社は電子メールで声明を発表した。
Crypto.comはまもなく、ベールゼ・シュトゥットガルト・デジタル(Boerse Stuttgart Digital)、ムーンペイ(MoonPay)、ビットスタエート(BitStaete)、ZBD、プライムブローカー兼クリアリング会社のヒドゥン・ロード(Hidden Road)など、MiCAライセンスを取得した企業の仲間入りをすることになる。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Piotr Swat / Shutterstock.com
|原文:Crypto.com Receives In-Principle MiCA Approval From Malta