最大年率30%、SBIVCトレードが大口向け暗号資産レンディングサービス提供

暗号資産(仮想通貨)取引所SBIVCトレードは1月21日、大口顧客向けの暗号資産レンディングサービスを23日から提供すると発表した。同社の「貸コイン」サービスの一環として位置付けられる本プログラムでは、ビットコイン(BTC)で年率5%、イーサリアム(ETH)で10%、ソラナ(SOL)で20%、その他オアシス(OAS)とジパングコイン(ZPG)で30%、ヘデラ(HBAR)で20%の金利となっている。

1日あたりの申込可能数量は以下の通り設定されている:

  • ビットコイン:最小0.3BTC〜最大1BTC
  • イーサリアム:最小10ETH〜最大50ETH
  • ソラナ:最小100SOL〜最大500SOL
  • オアシス:最小10万OAS〜最大100万OAS
  • ジパングコイン:最小100ZPG〜最大500ZPG
  • ヘデラ:最小2万HBAR〜最大10万HBAR

申込期間は1月23日20時から1月30日19時まで、貸出期間は1月30日から2月13日までの14日間を予定している。

「貸コイン」は、レンディング・貸暗号資産の同社サービスの愛称で、顧客が保有する暗号資産を同社に貸し出すことで利用料(賃借料)を受け取ることができるサービスとなっている。

この動きは、国内暗号資産取引所各社による新サービス展開の加速を示すものだ。コインチェック、ビットフライヤー、GMOコインはイーサリアムステーキングサービスの提供を発表している。ビットバンクとザイフはビットコインステーキングのプロジェクトを展開するなど、業界全体で収益機会の多様化が進んでいる。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから