- 「スマートマネー」とみなされるビットコイン長期保有者は、9月以降100万BTC以上を売却している。
- 過去のサイクルでは、彼らが売却を抑えるタイミングは、ビットコイン価格のサイクルにおけるピークと一致する傾向がある。
ビットコイン(BTC)の長期保有者は、売却ラッシュに終止符を打ったようだ。この戦略の変更により、心理的なレジスタンスである10万ドルが初めてサポートに転じた。
1回の短期間の例外を除き、最大の暗号資産であるビットコインは、1月17日以来10万ドル超えを維持している。ここ数日間は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の就任式によりボラティリティが急上昇したため、非常に不安定だった。
12月のCoinDeskの調査によると、長期保有者、つまりビットコインを155日以上保有している投資家が、市場の売り圧力に最も貢献している。彼らは、ビットコイン価格が下落しているときに買い、上昇したときに売る傾向があるため、「スマートマネー」とみなされており、このパターンは過去4カ月観測されてきた。
9月、このグループは1420万BTCを保有していた。現在は1310万BTCを保有している。投資家は年初に売却を控えていたが、最近は価格上昇に伴い、ペースは落ちたものの再び売りが増えている。
注意すべき傾向は、彼らが売りを止めるタイミングだ。これは、サイクルのピークを示す傾向があり、2013年・2017年・2021年・2024年に発生した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ビットコイン長期保有者の供給量(Glassnode)
|原文:Bitcoin Sales by Long-Term Holders May Have Bottomed Out: Van Straten