イーサリアムレイヤー2、過去最高の取引処理能力を記録
  • Baseがレイヤー2の取引処理能力向上を牽引
  • 継続する需要増が処理能力を圧迫するとの懸念が広がるなか、新たな記録を達成

イーサリアムレイヤー2プロトコルは、過去最速で取引を処理しており、米暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbaseが手がけるレイヤー2のBaseが処理能力向上を牽引している。

growthepie.xyzのデータによると、レイヤー2全体の取引処理能力は1秒あたり2964万ガスに急上昇し、過去最高を記録した。Baseは67%を占めた。ガス(Gas)とは、ユーザーが取引を行う際に支払う手数料を言う。

レイヤー2プロトコルは、イーサリアムのような主要ブロックチェーン上に構築されたスケーリングソリューションで、より多くの取引を低コストで処理することが狙い。「1秒あたりのガス数」は、ネットワークが1秒あたりに処理する取引数を反映している。

レイヤー2ソリューションへの需要は継続的に増加しており、処理能力は急速に枯渇するのではないかとの懸念が広がっている。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock
|原文:Ethereum Layer-2 Protocols Achieve Record Transaction Throughput