- ステーブルコインUSDCを発行する米サークル(Circle)は、ユーザーがアービトラム(Arbitrum)とベース(Base)の取引手数料をUSDCで支払うことができる「Paymaster」を発表した。
- Paymasterではガス代(取引手数料)に10%の手数料がかかるが、現在は6月30日まで免除されている。
時価総額480億ドル(約7兆5000億円、1ドル156円換算)のステーブルコイン「USDC」を発行する米サークルは、ユーザーがイーサリアム(ETH)の代わりにUSDCを使って、レイヤー2のアービトラム(Arbritrum)とベース(Base)の取引手数料を支払うことができる製品「Paymaster」を導入した。
ブロックチェーンでの取引では、取引の処理とセキュリティを担うバリデーターへの報酬として、ユーザーはガス代(取引手数料)を支払う必要がある。ブロックチェーンごとに、それぞれのネイティブトークンが使われることが多く、ユーザーはさまざまなチェーンに応じて、さまざまなトークンを管理しなければならない。
PaymasterはユーザーからUSDCを受け取った後、ブロックチェーンのバリデーターに対してネイティブトークンによる支払いを行うと同社はブログに記している。
今後、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴンPOS(Polygon POS)、ソラナ(Solana)にも拡張する予定で、各取引の取引手数料の10%をユーザーに請求する。普及を促すため、6月30日までは手数料が免除される。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Nikhilesh De/CoinDesk
|原文:Circle Unveils Paymaster to Allow USDC to Be Used for Transaction Fees