ビットディア、クリーンスパーク、コア・サイエンティフィックのマイナー3社をアウトパフォームと評価:KBW
  • KBWは、ビットコインマイニング企業であるビットディア、クリーンスパーク、コア・サイエンティフィックのカバレッジを開始し、アウトパフォームの評価を付けた。
  • この3つのマイニング企業は、ビットコインへのエクスポージャーがさまざまであると報告書は述べている。
  • ギャラクシー・デジタルは、KBWがこのセクターでトップだと認めた企業だ。

ビットコイン(BTC)マイニング事業者のビットディア・テクノロジーズ(Bitdeer Technologies)、クリーンスパーク(CleanSpark)、コア・サイエンティフィック(Core Scientific)は、投資銀行のKBWが1月27日に発表した報告書で、アウトパフォームの評価を受けた。

3つのビットコインマイニング企業は、最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)へのエクスポージャーの度合いが異なるとKBWは述べた。

ビットディアは、成長するASIC製造部門によって強化されたビットコインマイニングビジネスモデルへの多様なエクスポージャーを提供していると報告書は述べている。

また、ビットディアは人工知能(AI)/高性能コンピューティング(HPC)部門も有しており、将来的には「ライブクラウドサービスプラットフォームと強固な電力パイプラインにより、ホスティング/コロケーションの機会をオプションとして提供できる」としている。

KBWは、ビットディアの株式の目標株価を26.50ドルとした。記事執筆時点では20.60ドル前後で推移している。

クリーンスパークは、KBWがカバーする上場マイニング企業の中で最大規模であり、2025年半ばまでに毎秒約50エクサハッシュ(EH/s)のハッシュレート目標を掲げている。この企業は、業界で最も効率的なマイニング設備の恩恵を受けており、これにより「強力な経済性と卓越したBTC生産」を実現している。KBWは目標株価を19ドルとした。

コア・サイエンティフィックは、昨年コアウィーブ(CoreWeave)と締結した12年契約を通じて、ビットコインマイニングに加え、この分野で最大の魅力を持つAI/HPCホスティングサービス契約へのエクスポージャーを提供しているとKBWは述べている。

コア・サイエンティフィックは、データセンター運営の経験を持つエンジニアリングチームを有しているため、「増分容量の確保」に有利な立場にあると報告書は付け加えている。

KBWは、目標株価を22ドルとして、この株式のカバレッジを開始した。コア・サイエンティフィックの株価は記事執筆時点で16ドルでほぼ変わらずに推移した。

ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、暗号資産分野における同行の最上位のアウトパフォーム銘柄だ。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Miners Bitdeer, CleanSpark, Core Scientific Initiated at Outperform by KBW