メタプラネット、約1160億円調達へ──「アジア株式市場史上最大規模のビットコイン購入資金の調達」と発表
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増田隆幸
メタプラネットは1月28日、第三者割当による新株予約権の発行により約1160億円を調達すると発表した。調達資金の大半は「ビットコインの購入に戦略的に割り当てる予定」という。
同社は2024年4月にビットコインを資金管理戦略の一環として保有していくことを決定。「ビットコインファースト」「ビットコインオンリー」のアプローチを優先し、弱まる円を保持する代わりにビットコインを継続的に増やすことを主力事業として位置づけた。
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今回の調達については「2025年1月にビットコイン価格が史上最高値を更新するなど、ビットコインの価値はますます高まるばかりです。一方で、我が国の通貨である日本円はその価値を失い続け、外国為替市場での対米ドルレートは再び160円に向かって下落するところまで迫っており、将来の展望は不透明なままです。このような状況下において、ビットコインの保有残高を増す重要性は高まっており、当社はできるだけ早く資金を調達しビットコインを購入していくことが必要であると考え、本日開示の資金調達を実施することを決定いたしました」と述べている。
|文:増田隆幸
|画像:メタプラネットウェブサイトから(キャプチャ)