XRP、1月のDEX取引高が4億ドルに到達:リップルCEO
  • XRP台帳の分散型取引所の急速な拡大が、2024年を「リップルにとって最も記念すべき年の1つ」にした主な理由の1つだった。
  • 取引高は1月に日次平均1700万ドルを超え、2024年の自動マーケットメイカー導入以来の合計で10億ドルを超えている。

リップル・ラボ(Ripple Labs)のブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOは29日のコミュニティ会議で、XRP台帳(XRP Ledger)の分散型取引所(DEX)のスワップ取引高が1月に4億ドル(約620億円、1ドル155円換算)の大台を超えたと述べた。XRP台帳がより規模の大きいプレイヤーの間で注目を集めたためとしている。

取引高は1月に日次平均1700万ドルを超え、2024年の自動マーケットメイカー(AMM)導入以来で10億ドルを超えている。

ガーリングハウスCEOは、XRP台帳の分散型取引所の急速な拡大が、2024年を「リップルにとって最も記念すべき年の1つ」にした主要な理由の1つだと述べた。これに加えて、リップル(Ripple)の米ドルペッグ型ステーブルコインRLUSDの「初期段階だが有望な注目」や、エックス・アール・ピー(XRP)のETF(上場投資信託)実現に向けて行われている複数の申請も挙げた。

トレーダーの間では昨年11月以来、暗号資産(仮想通貨)に友好的なトランプ政権がリップルやそれに密接に関連するXRPなどのアメリカを拠点とする企業に関連するトークンや商品に利益をもたらす可能性があるという投機的な楽観論が広がっている。

XRP台帳のDEXは、ブロックチェーンの機能に直接組み込まれている。他のブロックチェーンベースのDEX(ユニスワップやパンケーキスワップなど)では、ブロックチェーン上の別個のアプリケーションやスマートコントラクトとなっていることが多い。

このDEXは、ユーザーがXRPやXRP台帳上で発行された他の資産に対して指値注文と成行注文の両方を出せるオーダーブックシステムを使用している。こうした資産には、様々な通貨やコモディティ(商品)のトークンまたはIOU(当事者間の債務を表す)が含まれる可能性がある。

|翻訳・編集:林理南
|画像:PhotoMosh
|原文:XRP Logged $400M DEX Volumes in January, Ripple’s Brad Garlinghouse Says