コア・サイエンティフィック、ディープシークの混乱後もビットコインマイナーの中でAIのトップ銘柄:バーンスタイン
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- バーンスタインは、最近の株価下落にもかかわらず、コア・サイエンティフィック株に対して強気な見方を維持している。
- コア・サイエンティフィックはAIに注力するビットコインマイナーのリーダーだとバーンスタインは指摘した。
- バーンスタインはコア・サイエンティフィック株に対してアウトパフォームの格付けを維持し、目標株価を17ドルとしている。
バーンスタイン(Bernstein)は、コア・サイエンティフィック(Core Scientific)の株価が今週これ以前に30%下落した後も、同社に対して強気な見方を維持している。この下落の背景には、中国の人工知能(AI)スタートアップであるディープシーク(DeepSeek)の登場によって、ビットコインマイナーにデータセンターとしての価値があるという考えに疑問が生じたことがある。
バーンスタインは30日の調査レポートで、この下落により、現在大幅な割引価格で株を入手可能だと述べた。
このレポートは、コア・サイエンティフィックをAIに注力するマイナーの「一群のリーダー」だとしている。同社は1.3ギガワット(GW)の電力供給を利用でき、コアウィーブ(CoreWeave)と12年間のAI契約を結んでいる。
ゴータム・チュガニ(Gautam Chhugani)氏が率いるアナリストらは、「ビットコインマイナーには、ハイパースケーラーの資本的支出が一定である間に、ハイブリッドデータセンター事業を構築するための12~18カ月の限られた期間がある」と述べた。
コア・サイエンティフィックは今年上半期に最初のデータセンター群を提供する方向に向かっていて、新しい電力拠点の購入と開発を継続しているとバーンスタインは指摘した。
このレポートによると、「能力の70%がAIに割り当てられているにもかかわらず」、同社の株価は現在、データセンターの評価よりもビットコインマイニングの評価に近い水準で取引されている。
バーンスタインはコア・サイエンティフィックの株式に対してアウトパフォームの格付けをし、目標株価を17ドル(約2635円、1ドル155円換算)としている。
取引序盤で、株価は3.8%高の11.90ドル(約1845円)をつけた。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Core Scientific
|原文:Core Scientific Top AI Pick in Bitcoin Miners Despite DeepSeek Dislocation: Bernstein