マトリックス法によるテクニカル分析(2025/1/31)上昇基調継続、再び上値トライ?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は4.0。前回「このままのペースで上昇を続けるのか、少しエネルギーを貯めてから上昇するのか」と申し上げたが、どうやら後者のパターンに。すっきりはしないが、トレンド系は引き続きいずれも上向き。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析
〈日足〉
パターン分析
〈4時間足〉

前回「平行チャネルに沿って上値を伸ばしていく(黄矢印)のか、三角持ち合いを形成しエネルギーを貯めてからブレーク(青矢印)するのか2パターンのシナリオが考えられる」と申し上げたが、どうやら後者のシナリオに沿って進んでいる。

4時間足でもう少し細かく見てみると、1月20日1595万円から1735万円への上昇を底辺とした三角持ち合いを下にブレークしたが、1518万円で切り返すと、半値戻しとなる1627万円をクリア。足元では1700万円手前まで値を戻しており、再び史上最高値更新が視野に入ってきた。

評点:5

移動平均線

移動平均線

ゴールデンクロスから両線とも上向きだが、少し勢いは衰えたか。

評点:4

一目均衡表

一目均衡表

3役好転継続も、前回懸念した通り雲が薄くなるタイミングで下ひげを伸ばした。引き続き雲の上限でサポートされており、それほど心配する必要は無さそうだが、まだしばらく雲が薄い状態が続くので油断はできないか。

評点:4

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォークもエクスパンションも力強さが無く、早々に解消しつつあるが、この中途半端さは9月から10月に小粒なエクスパンションとスクィーズを繰り返しながら11月のバンドウォークに繋がった展開に似ている様にも見える。

評点:4             

MACD

MACD

前回、ゴールデンクロスは長続きしそうと申し上げたが早々にデッドクロス。但し、それもダマしに終わりそうで再びゴールデンクロス発生か。

評点:4

RSI

RSI

60台でまだ買われ過ぎに至っていない。

評点:3

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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