マトリックス法によるテクニカル分析(2025/2/7)ピークアウト?下値の目途は?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は1.8。前回「すっきりはしないが、トレンド系は引き続きいずれも上向き」と申し上げたが、1週間で見事にいずれも下向きに転じた。RSIに至っては30代前半で売られすぎゾーン手前。
但し、1400万円割れは強めのサポートで、また1200万円割れるまでは大きな上昇トレンドは終わっていなさそうだ。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


前回「1700万円手前まで値を戻しており、再び史上最高値(1735万円)更新が視野に入ってきた」と申し上げたが、1700万円でピークアウト、1月27日の安値1518万円を割り込み勝負あり、短期的には下げトレンド入りとなった。
少し長めで見ると、レジスタンスラインは上向き、一方でサポートラインは1390万円近辺で横ばい。サポートとレジスタンスが平行ないし収縮する形は、よく目にするしそれぞれ名前がついて解釈も進んでいるが、この拡散する形は稀でAIに聞いても不確かな名前しか出てこなかった。ただ1390万円のサポートが重要そうなことは良く分かる。
週足で見るとトランプラリーが始まった11月からの半値押しが1376万円とその辺りが重要なサポートとなりそうだ。もし、それを割り込むと8月の安値からの半値押し1211万円が次のサポートで、これはピーク1735万円から3割下げた水準となる。半減期を巡る4年サイクルのピークアウトを懸念する声も聞かれるが、この水準を割るまでは多くな上昇トレンドは続いていると見るべきだと考える。
評点:2
移動平均線

デッドクロス。
評点:1
一目均衡表

3役好転解消し、逆に3役逆転の売りサイン点灯。雲の下に出たのは昨年9月以来。但し、まだ雲は薄く、ダマしに終わる可能性も残る。
評点:2
ボリンジャーバンド

下向きのバンドウォーク発生。
評点:1
MACD

デッドクロス、両線下向きで勝負あり。
評点:1
RSI

30台でぎりぎり売られすぎゾーン近い。BTC相場はRSIが70以上では暫く推移することは珍しくないが、30近くでは短期間で反発することが多い。
評点:4
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願い致します。