暗号資産は「アメリカ覇権の未来」:トランプ・ジュニア氏
  • ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr.)氏は、暗号資産(仮想通貨)は「アメリカ覇権の未来」だと語った。
  • 同氏は2月6日、ニューヨーク市で行われたオンド・サミットにサプライズ登場した。
  • ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は、「戦略的準備金」を立ち上げる予定だと共同創業者のチェイス・ヘロ(Chase Herro)氏は述べた。

ドナルド・トランプ・ジュニア氏は、暗号資産がアメリカ覇権の未来につながると信じていると2月6日にニューヨーク市で行われたオンド・サミットで語った。

「我が国の経済的地位、経済力の面で、おそらくアメリカ覇権の未来だと思う」

トランプ一家が支援する暗号資産プロジェクト、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)が同日早朝、オンド・ファイナンス(Ondo Finance)が発行するネイティブトークン(ONDO)を購入したことを受け、トランプ氏・ジュニア氏がイベントにサプライズ登場した。

「私は暗号資産が金融の未来であると信じており、それが正しく理解され、私たちが活躍できる枠組みを作らなければならない。同時に、暗号資産について何も知らない人々による過剰な規制で、本来の価値が失われてしまうことも防ぐ必要がある」とトランプ・ジュニア氏は述べた。

ワールド・リバティ・ファイナンシャルの共同創業者チェイス・ヘロ氏は、このプロトコルが間もなく暗号資産の「戦略的準備金」を開始するとも述べた。

「私たちはビルダーの大ファンだ」

ワールド・リバティ・ファイナンシャルは過去数ヶ月、イーサリアム(ETH)、ラップドビットコイン(WBTC)、トロン(TRX)、アーべ(AAVE)、チェーンリンク(LINK)など複数のトークンに投資して話題を呼んだ。ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、オンド・ファイナンスがトークン化された資産のために設計されたレイヤー1ブロックチェーンであるオンド・チェーン(Ondo Chain)を立ち上げる計画を発表した直後に、約47万ドル(約7150万円、1ドル152円換算)相当のONDOトークンを取得した。

同日午前中、トランプ氏のソーシャルメディア会社は、一連の上場投資信託(ETF)の立ち上げを検討していることを明らかにした。そのうちの1つは、Truth.Fi Bitcoin Plus ETFと呼ばれるビットコイン(BTC)の価格に連動するものである。

|翻訳:CoinDesk JAPAN編集部
|編集:橋本祐樹
|画像:ニューヨークで開催されたオンドサミットでスピーチするドナルド・トランプ・ジュニア氏(CoinDesk/Krisztian Sandor)
|原文:Donald Trump Jr Says Crypto Is the ‘Future of American Hegemony’