アニメ化著作権をNFTで分割所有──人気プロジェクトが新モデル「UTOPIA」発表

国内の人気NFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS(NTP、運営WEST BASE)」は2月13日、著作権付きの新コレクション「UTOPIA」を3月15日にリリースすると発表した。

ソニーグループが手がけるイーサリアムレイヤー2「Soneium(ソニューム)」を基盤とし、NFTマーケットプレイス「Sonova(ソノヴァ)」を通じて1万5000枚が発行される。

本プロジェクトの特徴は、NFTを通じて「アニメ化権(著作権の一部)」を分割所有できる点にある。NFT保有者はアニメのストーリー展開やキャラクター設定に関する投票権を持ち、配信収益の一部を受け取る権利も付与される。

これは現実世界の資産をトークン化するRWA(リアルワールドアセット)の考え方で設計されているという。

アニメは「縦型ショートアニメ」として制作され、縦型ショートドラマの配信アプリで展開予定。制作には原案をNTP、企画をNOKID Inc.、アニメーション制作をStudio RE:LYが担当。アニメ配信は2026年を予定している。

なお、NTPは2050年の東京を舞台としたサイバーパンクな世界観が特徴のNFTコレクションで、2022年3月のローンチ時には2222枚が即完売している。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから