NFTマーケットプレースのOpenSea、トークン取引へとサービス拡大──エアドロップも実施予定
  • オープンシー(OpenSea)は新しい取引プラットフォーム「OS2」を立ち上げ、トークン取引へとサービスを拡大した。
  • オープンシー財団はSEAトークンをユーザーに配布する計画も発表したが、エアドロップの詳細や日程は明らかにしていない。
  • 同プラットフォームの月間取引高は、2021年初頭のピーク時の50億ドル(約7650億円、1ドル=153円換算)から大幅に減少しており、先月は1億9000万ドル相当のNFTの取引が行われた。

人気のノン・ファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイス、オープンシーは2月13日、プラットフォームを暗号資産(仮想通貨)取引に拡大すると発表し、ユーザーにSEAトークンを配布する計画であることも認めた。

プレスリリースによると、OS2と呼ばれる取引プラットフォームは13日にローンチされ、マーケットプレイスを集約し、クロスチェーンでの購入を可能にし、当初はより低い手数料を提供する。

「これは、オープンシーがNFTマーケットプレイスから、あらゆる種類のデジタル資産を取引するための、より広範なプラットフォームへと拡大したことを意味する」と、オープンシーの共同創業者兼CEOデビン・フィンザー(Devin Finzer)氏は語り、次のように続けた。

「トークンとNFTは、単一の、強力かつ楽しい体験の中で共にあるべきだと考えている」。

ケイマン諸島を拠点とし、オープンシーを手がける開発組織オープンシー財団は、OS2プラットフォーム上でユーティリティを提供するSEAトークンも配布する予定だ。

エアドロップの詳細と日付はまだ公表されていないが、オープンシーは、SEAがアクティブなユーザーと初期の頃からこのプラットフォームに参加しているユーザーの両方に報いるものになると認めた。米国のユーザーも、このエアドロップの対象に含まれる。

オープンシーは、SEAのユーティリティは短期的な投機ではなく、長期的な関わり合いに焦点を当てたものになると述べている。

オープンシーの月間取引高は2021年初めのピーク時の50億ドルから大幅に減少しており、先月は1億9000万ドル相当のNFTの取引が行われた。デューン・アナリティクス(Dune Analytics)のデータによると、同プラットフォームの年間収益は3300万ドルとなっている。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Unsplash
|原文:OpenSea Confirms Upcoming Token Airdrop, Expands to Crypto Trading