ラップドアバランチ、バイビットカードのキャッシュバック採用でウォレット蓄積が増加
  • ラップドアバランチは過去24時間で4.5%下落した。
  • ザ・タイが提供するオンチェーンデータによると、3898のウォレットがラップドアバランチの保有量を増やした。最近の平均である1600ウォレットから増加した。
  • この蓄積傾向は、市場の弱さにもかかわらず、このトークンへの信頼を示唆している可能性がある。

ラップドアバランチ(Wrapped AVAX:WAVAX)は、過去24時間で価格が4%以上下落したにもかかわらず、アバランチ(Avalanche)ブロックチェーン上でウォレットに蓄積されるケースが急増した。ザ・タイ(The Tie)のデータで判明した。

データによると、15日に3898のウォレットがラップドアバランチの保有量を増やしており、これは最近の平均である1600のほぼ2倍だ。ラップドトークンは、別のブロックチェーンやトークン規格の暗号資産(仮想通貨)を表すトークンであり、元の暗号資産と同じ価値を持つ。ラップドトークンは、特定の非ネイティブブロックチェーン上で、分散型金融(DeFi)プラットフォームでの取引や借入・貸付に使用でき、後で元の暗号資産に戻すことができる。

[残高が増加・減少したアバランチウォレット(The Tie)]

価格の下落は弱気なセンチメントを示すことが多いが、蓄積の増加は一部のトレーダーがラップドアバランチに長期的な可能性を見出していることを示唆している可能性がある。しかし、この買い活動が価格の安定や反発につながるかどうかは不明だ。

このウォレットへの蓄積は、大手暗号資産取引所バイビット(Bybit)が自社の製品であるバイビット・カード(Bybit Card)のキャッシュバックオプションとしてアバランチ(AVAX)を追加した直後に発生している。また昨年末にアバランチネットワークがアバランチ9000(Avalanche9000)のアップグレードで技術的進歩を遂げた後のタイミングでもある。

アバランチエコシステムは、世界最大の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のトークン化ファンドBUIDLがこのエコシステムに拡大するなど、統合の面でも成長している。

ラップドアバランチは、アバランチブロックチェーンのネイティブトークンであるアバランチのトークン化バージョンであり、分散型金融(DeFi)アプリケーション全体でより幅広い互換性を可能にするものだ。

ラップドアバランチを保有するウォレット数の増加は、ユーザーが将来のDeFi活動に備えていることを示している可能性がある。アーベ(Aave)やリド(Lido)などの主要プロトコルが含まれるアバランチのDeFiエコシステムは、ここ数カ月で預かり資産(Total Value Locked:TVL)がわずかに減少している。それにもかかわらず、DeFiLlamaのデータによると、ネットワーク上の取引高は着実に増加している。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Nicolas Cool/Unsplash
|原文:Wrapped AVAX Sees Increased Wallet Accumulation Amid Bybit Card Cashback Adoption