メタプラネット、ビットコイン総保有2000枚突破──40億円分追加購入

ビットコイン（BTC）保有戦略を進めるメタプラネットは2月17日、新たに269.43BTCを追加購入したことを発表した。購入総額は40億円で、1BTCあたりの平均購入価格は約1485万円。これにより同社のビットコイン保有総数は2031.41BTCとなった。

ビットコイントレジャリーズのデータによると、この保有数は世界の企業・機関投資家の中で第14位となった。1位はマイクロストラテジー（現ストラテジー）で、保有数は47万8740BTCとなっている。

累計投資額は約249億円。同社は購入資金の調達について、EVOファンドを割当先とする第13回から第17回までの新株予約権発行を決定。各回420万株、合計2100万株を発行する。また、40億円のゼロクーポン債（第6回普通社債）も発行しており、2025年8月までに新株予約権の行使で得られる資金により償還する計画だ。

サイモン・ゲロヴィッチ（Simon Gerovich）CEOは「2025年にビットコイン保有10,000枚超を目指す」と宣言している。今年1月には、ビットコイン購入のための第三者割当による新株予約権の発行により約1160億円を調達すると発表しており、今回の購入はその一環として位置づけられる。

｜文：栃山直樹
｜画像：リリースから