アルゼンチン大領領、リブラトークンをめぐり告発される:AP通信
By
Sam Reynolds

- アルゼンチンのあるグループが、同国のハビエル・ミレイ大統領を、リブラと呼ばれるミームコインへの関与を理由に告発。
- 本件は、現地時間17日に検察に送致される見込み。
アルゼンチンの弁護士らは、今週末のリブラ(LIBRA)トークンの「ラグプル」をめぐり、同国のハビエル・ミレイ(Javier Milei)大統領を告発しているとAP通信が報じた。
AP通信によると、原告側は、ミレイ氏がトークンを支持するメッセージを撤回したことでトークンの価値が失われ、この動きによって投資家が「ラグプル」の被害を受けたと主張しており、同氏を詐欺行為で告訴している。
大統領府は、トークンの背後にある正確な詳細については知らなかったと公言しており、アルゼンチンを拠点とする他のプロジェクトやスタートアップと同様に、トークンについて投稿しただけだと述べた。
「大統領は、雇用創出と投資誘致のためにアルゼンチンでプロジェクトをローンチしたいと考える多くの起業家と日々行っているように、KIPプロトコルのプロジェクトのローンチを発表する投稿を個人アカウントで共有した」と大統領府はAP通信に語り、大統領執務室でプロジェクトチームと面会したと指摘した。
ミレイ氏はまだ正式に告発されておらず、AP通信によると、検察当局は17日に会合を開き、この件を追及する価値があるかどうかを判断する予定だという。
一方、オンチェーンのリサーチャーたちは、類似のウォレットの数を踏まえ、リブラトークンの背後にいるチームが、メラニア・トランプ(Melania Trump)大統領夫人の「MELANIA」トークンのチームと同じ可能性があると判断している。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ハビエル・ミレイ大統領(Shutterstock)
|原文:Javier Milei Faces Charges in Argentina Over LIBRA: AP