グレイスケール、Pythの投資信託をローンチ──ソラナエコシステムへの投資家アクセスを拡大

- グレイスケール(Grayscale)の最新の投資信託は、PythオラクルネットワークのトークンであるPYTHへのエクスポージャーを提供する。
- Pythはリアルタイムの価格とデータフィードを提供し、ソラナ(Solana)エコシステム内のほとんどの分散型アプリケーションがそのサービスに依存している。
- この信託は、適格投資家がデイリーサブスクリプションで利用できる。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のETF(上場投資信託)で知られる資産運用会社グレイスケール・インベストメンツは2月18日、投資家にPythネットワークのガバナンストークンであるPYTHへのエクスポージャーを提供する「Grayscale Pyth Trust」をローンチしたと発表した。
Pythは、分散型アプリケーションが効率的に機能するのを助ける価格フィードを提供する。Pythは、機関投資家のトレーダーやマーケットメーカーから価格情報を入手し、分散型金融(DeFi)アプリケーションにとって重要な最新情報を配信する。
Pythのサービスは、ソラナエコシステムにおいて特に重要であり、グレイスケールによれば、ソラナエコシステムの分散型プロトコルの95%がPythネットワークのデータを使用している。
「Pythネットワークはソラナエコシステムにおいて最も重要な役割のひとつを担っている」と、グレイスケールの製品・研究責任者であるレイハネ・シャリフ-アスカリー(Rayhaneh Sharif-Askary)氏は語り、次のように続けた。
「Grayscale Pyth Trustをローンチすることで、ソラナの継続的な成長に関連する、より高いベータとより高いアップサイドの機会を投資家に提供することを目指す」。
この投資信託は適格投資家のみ利用可能で、グレイスケールの他の単一資産投資信託のモデルに従い、PYTHトークンのみを保有する。
グレイスケールはグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)やイーサリアム・トラスト(ETHE)のような商品で知られており、これらは昨年、ETFに転換された。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Grayscale Rolls Out Crypto Fund for Pyth, Expanding Investor Access in Solana Ecosystem