過去1週間に起きた仮想通貨（暗号資産）・ブロックチェーン分野のニュースを振り返ろう。11月8日（金）-15日(金）には、中国IT大手のテンセントがブロックチェーン仮想銀行を始めると報じられたほか、フェイスブックがリブラとは別に「フェイスブックペイ」を米国で始めると発表した。
11月8日──テンセント、ブロックチェーンベースの仮想銀行開始へ
中国IT大手のテンセントは香港証券先物委員会（SFC）の承認を受け、ブロックチェーンベースの仮想銀行（virtual bank）をオープンする予定だ。テンセントのブロックチェーン・チーフのYige Cai氏が、世界ブロックチェーンサミットで述べたと同国の新浪財経が報じた。
11月12日──デジタル人民元、個人情報の完全管理求めず。「フェイスブックペイ」米国で開始へ
デジタル人民元、個人情報の完全管理求めず。
中国が発行を準備しているデジタル人民元（DCEP）では、プライバシー保護と規制の執行を両立させるべきと同国のデジタル通貨研究所の穆長春所長が述べたと、ロイター通信が報じた。
「フェイスブックペイ」米国で開始へ、リブラとは別物
フェイスブックが決済サービス「Facebook Pay（フェイスブックペイ）」を米国で始めると発表した。FacebookとMessengerアプリで使えるもので、将来的にはインスタグラムやワッツアップにも導入するという。デジタル通貨「リブラ」とは別という。
11月14日──東海東京フィナンシャル、シンガポールのデジタル証券取引所に出資
証券会社の東海東京証券を抱える東海東京フィナンシャル・ホールディングスは、シンガポールでセキュリティ・トークンを対象にした取引所を運営する同国の企業に5億4000万円出資すると発表した。
文：小西雄志
編集：濱田 優
写真：Shutterstock
