世界初のXRP現物ETF、ブラジルでローンチへ
- 世界初のXRP現物ETF（上場投資信託）が、ブラジル証券取引委員会（CVM：Comissão de Valores Mobiliários）によって承認された。
- 「HASHDEX NASDAQ XRP FUNDO DE ÍNDICE」と名付けられたこのファンドは、現在プレ運用段階にある。
世界初のエックス・アール・ピー（XRP）現物ETFが、ブラジル証券取引委員会によって承認され、まもなくデビューする予定だ。
ブラジル証券取引委員会のウェブサイトによると、このファンド「HASHDEX NASDAQ XRP FUNDO DE ÍNDICE」は、2024年12月10日に設定された後、現在はプレ運用の段階にある。ファンドの管理者は現地の投資仲介会社Genial Investmentosである。
ファンドを運営するHashedは地元のニュースメディアPortal do Bitcoinに対して、ブラジル証券取引委員会によってファンドが承認されたことを認めた。ブラジルの証券取引所B3での正式な取引開始日は未定だが、Hashedは近日中に詳細情報を公開するとしている。
米国では、米証券取引委員会（SEC）がコインシェアーズ（CoinShares）、ビットワイズ（Bitwise）、21シェアーズ（21Shares）、グレイスケール（Grayscale）を含む主要な資産運用会社から多数のXRP現物ETFの申請を受け取っている。
JPモルガン（JPMorgan）のアナリストによると、暗号資産（仮想通貨）取引所を通したり、秘密鍵を扱ったりすることなく、投資家がXRPへの規制されたエクスポージャーを得ることができるこれらのETFのローンチは、数十億ドルの資金を引き寄せる可能性があるという。
ブラジルのXRP現物ETFのインパクトは、米国での同様のファンドのローンチによって矮小化される可能性が高い。
｜翻訳・編集：山口晶子
｜画像：Rafaela Biazi/Unsplash
｜原文：Brazil Set to Launch World’s First Spot XRP ETF
