米国の暗号資産投資家、大きなリスクにもかかわらず依然としてミームコインに投資:クラーケン

- 米国の暗号資産保有者の85%がミームコインに投資していることが、クラーケンの調査で明らかになった。
- 非常に不安定な暗号資産に投資する主な理由の1つとして、FOMOが挙げられた。
- 調査対象者の42%は、2025年にミームコインが他の暗号資産を上回るパフォーマンスを示すだろうと回答。
クラーケン(Kraken)は米国の暗号資産(仮想通貨)保有者を対象とした調査を実施し、投資家はミームコインに関連する非常に大きなリスクがあるにもかかわらず依然として投資していると、19日にレポートで発表した。
回答者の85%がミームコインに投資していると答え、76%が「潜在的な利益がリスクを正当化する」と考えていると答えた。
少し意外なことに、「暗号資産保有者の44%は、ミームコインが暗号資産市場の信頼性を向上させると考えている」とし、42%は今年ミームコインが他の暗号資産を上回るパフォーマンスを示すと予想しているとレポートは述べた。
FOMO(機会を逃すことへの恐怖:fear of missing out)は、これらの非常に不安定な暗号資産に投資する主な理由の1つとして挙げられた。友人や家族からの勧め、トークンの面白さも投資理由として言及された。
ミームコインは最近注目を集めているが、すべて不純な動機によるものだ。リブラ(LIBRA)トークンのラグプルがアルゼンチン政府を巻き込んでいることは明らかだ。この暗号資産の時価総額は約45億ドル(約6795億円、1ドル151円換算)まで急上昇したが、その後90%暴落した。
ミームコイン保有者の29%は、短期的な利益がこれらの暗号資産を購入した主な理由だと答え、23%はもう1つの投資理由として分散化を挙げた。
女性は男性よりもこれらの暗号資産を購入する傾向が強かった。女性の暗号資産保有者の86%がミームコインに投資していると答えたのに対し、男性は84%であることを調査が示した。
クラーケンは2025年1月9日、米国の暗号資産保有者約800人を対象に調査を実施した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:PiggyBank/ Unsplash
|原文:U.S. Crypto Investors Are Still Piling Into Memecoins Despite the Huge Risks: Kraken