ビットコイン、一時8万9000ドルを割り込む──ナスダック先物と円がリスク回避を煽る

2月25日の欧州時間早朝、ナスダック先物がテクノロジー株の続落を示唆し、また日本円の上昇が7月のようなリスク回避の恐れを煽ったため、ビットコイン(BTC)は8万9000ドルを下回った。
暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインは、8万8500ドルという11月中旬以来の低水準に達したことが、CoinDeskのデータで明らかになった。ナスダック先物は0.3%下落し、3日連続の下落となることが示された。ハイテク株中心のこの指数は、2月18日以降、4%以上下落している。
リスク回避の円は1ドル149.38円で取引され、24日に付けた約3カ月ぶりの高値148.84円に迫る勢いを見せた。日本銀行が金利を引き上げるのではないかとの期待から、円は6週間で約6%上昇している。
日銀の利上げ観測と円高は、日銀の利上げで円が急騰し、最終的には広範なリスク回避につながり、数日のうちにビットコインがおよそ6万5000ドルから5万ドルに暴落した7月の記憶を呼び起こした。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Bitcoin Slides Below $89K to 3-Month Low as Nasdaq Futures Dip, Japanese Yen