アバランチのビザカードがスタート──暗号資産の大衆普及促進を目指す
  • アバランチ財団は、待望のアバランチカードが発行開始されたと発表した。これはユーザーが暗号資産で商品を購入できるビザのクレジットカードだ。
  • このカードにより、ユーザーはビザを受け入れるあらゆる店舗でアバランチやラップドアバランチ、さらにはステーブルコインのテザーとUSDコインを使用できる。

アバランチブロックチェーンの開発を主導する非営利団体アバランチ財団(Avalanche Foundation)は、待望のアバランチカードが発行開始され、すでに使用できると発表した。これはユーザーが暗号資産(仮想通貨)で商品を購入できるビザのクレジットカードだ。

このカードは、ブロックチェーンベースのカード発行プラットフォームであるレイン(Rain)と提携して開発された。アバランチ財団は電子メールで、このカードによりユーザーはビザを受け入れるあらゆる店舗でアバランチ(AVAX)やラップドアバランチ、さらにはステーブルコインのテザー(USDT)とUSDコイン(USDC)を使用できると述べた。対面での取引でもオンラインでの取引でも利用できる。

仮想通貨業界の他のチームも同様にユーザーが保有する暗号資産と紐づけたクレジットカードをリリースしており、今回のニュースは伝統的金融の技術と暗号資産の統合の進展を示している。

アバランチ財団は昨年10月にこのカードの導入を計画していると発表しており、ラテンアメリカやカリブ海地域のユーザー獲得に焦点を当てていた。チームは25日の声明で、それらの地域に加えて東南アジアとアフリカでも申し込みが加速していると述べた。

このカードのウェブサイトによると、カードは「新しいセルフカストディウォレットおよび資産ごとのユニークアドレス」に紐づけられるという。

チームは、「分散型金融(DeFi)の主流での普及を倍増させる動きの中で、アバランチはあらゆるタイプのユーザーにブロックチェーンへのアクセスしやすい入り口を提供することにコミットし続けている」と述べた。

|翻訳・編集:林理南
|画像:Shutterstock
|原文:Avalanche Visa Card Goes Live Aiming to Further the Mass Adoption of Crypto