暗号資産取引所BitMEX、買い手を探し中:情報筋

- 暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームのBitMEX(ビットメックス)が買い手を探している。
- BitMEXは昨年、売却プロセスのサポート役に投資銀行ブロードヘイブン・キャピタル・パートナーズ(Broadhaven Capital Partners)を任命した。
アーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏が2014年に共同設立した暗号資産取引所とデリバティブ取引プラットフォームであるBitMEXが買い手を探していると、この計画に詳しい2人の関係者が語った。
無期限先物をレバレッジに貪欲な暗号資産トレーダーの間で最も人気のある商品にしたBitMEXは昨年、売却プロセスのサポート役にブティック型投資銀行のブロードヘイブン・キャピタル・パートナーズを任命したと、関係者は語っている。
最近、暗号資産デリバティブの分野ではM&Aへの関心が高まっている。例えば、大手取引所のクラーケン(Kraken)とコインベース(Coinbase)は、大手暗号資産オプション取引所デリビット(Deribit)の所有権を狙っていると言われている。一方、ファルコンX(FalconX)もデリバティブ事業を拡大するため、今年初めにArbelos Marketsを買収した。
BitMEXは2020年、適切なマネーロンダリング防止策を実施しなかったとされ、後に罪を認めた。米国によって共同創業者のベン・デロ(Ben Delo)氏とサミュエル・リード(Samuel Reed)氏と共に刑事告発された直後に、ヘイズ氏はCEOを辞任した。
BitMEXとブロードヘイブンは買収計画についてコメントを控えた。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:BitMEXの共同創業者アーサー・ヘイズ氏(CfC St. Moritz)
|原文:Crypto Trading Platform BitMEX Is Looking for a Buyer: Sources