ビットコインは2022年6月以来最悪の月、同年11月以来最悪の週──今年購入した投資家はほぼ20%の含み損
  • ビットコインは2月に22%下落し、今週は18%弱の下落となった。
  • いずれも2022年以来の最悪の数値だ。
  • 今年のビットコインの平均購入価格は約9万7880ドルで、投資家は18%以上の含み損を抱えている。

ビットコイン(BTC)は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がアメリカの主要貿易相手国に課した関税により、インフレの加速、利下げの可能性の低下、リスクの高い投資への意欲の低下が懸念される中、22%下落し、過去3年間で最悪の月間下落率を記録する見通しだ。

最大の暗号資産(仮想通貨)がこれほど下落したのは、2022年6月以来のことだ。その時は3分の1以上下落した。BTCは今週だけでも、ほぼ18%下落しており、2022年11月13日に終わった週以来の下落幅となった。

[ビットコインの年平均引き出し価格。:Glassnode]

この下落により、今年ビットコインを購入した投資家は深刻な損失を被ることになった。1月以降の平均購入価格は9万7880ドルで、2月28日の早い時間にはBTCが8万ドルを割り込み、平均的な購入者は約18%の損失を抱えている。

しかし、歴史的に見るとまったく珍しいことではない。投資家は年の初めにしばしば含み損に直面する。これはビットコインの価格が、その年の後半に回復する前に取得原価を下回った場合に起こる。

オンチェーンデータは、価格が下落するにつれて含み損が拡大したことを示している。過去3日間で、1日あたり約10億ドル(約1500億円、1ドル=150円換算)の含み損が記録されている。これは、ビットコインが4万9000ドルまで下落した8月の円キャリートレードの巻き戻し以来、最も多い額だ。

さらに、TradingViewの指標によると、暗号資産全体の時価総額は1兆1000億ドル(約165兆円)が消え去り、2兆5900億ドル(約388兆5000億円)となった。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Set for Worst Month Since June 2022, Worst Week Since November That Year