ビットコイン、トランプ氏の暗号資産準備金ニュース後に急騰──持続的な強気の兆候を示唆
  • 現物(スポット)取引の累積出来高デルタは、買い手の参入を示し、過去1時間のスポット需要が2億ドル(約302億円、1ドル151円換算)を超えたことを示している。
  • 先物建玉が日中に減少し、ビットコインが9万1000ドルを突破するなかで、スポット需要がより強調されている。

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が米国が暗号資産(仮想通貨)戦略準備金の設立を進めると発表した後、ビットコイン(BTC)は過去1時間で7%急騰し、9万2000ドルを超えた。価格は最近の安値7万8000ドルから15%上昇している。

データによると、この上昇は投機ではなくスポット需要によるもので、健全で自然な動きを示している。現物(スポット)取引の累積出来高デルタ(CVD:Cumulative Volume Delta)は、買い手が積極的であることを示しており、過去1時間で2億ドル(約302億円)を超えるスポット流入が確認されている。一方、先物建玉は減少しており、今回の急騰がレバレッジを効かせた投機ではなく、実需の買いによってもたらされていることを裏付けている。

[スポットCVD(Glassnode)]

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ArtTower/Pixabay
|原文:Bitcoin’s Surge After Trump’s Crypto Reserve News Showing Signs of Sustainable Bullish Run