【N.Avenue club 2期9回ラウンドテーブル】金融のトークン化で変わる日本企業の財務戦略──JPモルガン『Kinexys』幹部が生出演 

CoinDesk JAPANを運営するN.Avenueが2023年7月より展開している「N.Avenue club」は、Web3をリサーチ・推進する企業リーダーを中心とした、法人会員制の国内最大Web3ビジネスコミュニティです。

2025年3月(2期9回)のラウンドテーブル(研究会)のテーマは「金融のトークン化で変わる日本企業の財務戦略」。トークン化が伝統的な金融インフラとどのように融合し、日本の企業経営にどのような影響を与えるのか、実際のケーススタディを交えながら、ゲスト講師やアドバイザリーボード・メンバーとともに考えます。

「N.Avenue club」は国内外のゲスト講師を招いた月1回の「ラウンドテーブル(研究会)」を軸に、会員企業と関連スタートアップや有識者との交流を促す「ギャザリング」などを通して、日本のWeb3ビジネスを加速させる一助となることを目指しています。

クローズドゆえの濃密な時間と空間で、毎回ディープな議論が展開される「N.Avenue club」は、現在、2期(途中入会)および7月から始まる3期の会員企業を募集しています。参加にご興味・ご関心を持たれた方は、以下の紹介ページからお問い合わせください。

また、企業リーダー向けの参加応募枠(抽選)を設けております。参加ご希望の方は、以下からご応募ください。

金融のトークン化で変わる日本企業の財務戦略──JPモルガン『Kinexys』幹部が生出演 

■日時:3/13(木) 16:00〜18:30(15:30 受付開始)

■概要:デジタル資産の進化が金融のあり方を大きく変えようとしています。

米銀最大手のJPモルガン・チェースが開発した次世代デジタル資産プラットフォーム 「Kinexys」 は、資産のトークン化を活用し、新たな金融取引の可能性を拓く一方、ブラックロックを筆頭に世界の資産運用会社はファンドをトークン化した商品の販売を始めました。

日本においてもトークン化金融商品のブームが巻き起ころうとしています。マンションやホテルなどの不動産や、企業が発行する社債の一部が、デジタル証券(セキュリティトークン)として個人投資家に販売されているのです。

戦略コンサルティングのマッキンゼーは昨年、ビットコインなどの暗号資産と法定通貨に連動するステーブルコインを除いたトークン化金融商品の時価総額が、2030年までに2兆ドル(約300兆円)に達する可能性があると分析しました。

本イベントでは、日本企業がこの大きな潮流を活かし、財務戦略をどう進化させるべきかを徹底議論します。

登壇者には、JPモルガン、三井住友銀行、セキュリタイズ、アンダーソン・毛利・友常法律事務所を迎え、トークン化がもたらす資金調達や財務管理の変革について多角的な視点から掘り下げます。トークン化が伝統的な金融インフラとどのように融合し、日本の企業経営にどのような影響を与えるのか、実際のケーススタディを交えながら解説します。

また、規制環境の整備が進む中、日本におけるデジタル資産の活用がどのように広がっていくのか、実務レベルでの課題や法的なポイントも明らかにします。JPモルガンの 「Kinexys」 が目指す未来像と、日本企業が取り組むべき戦略について、最新の動向を交えながら具体的に掘り下げます。

本イベントは、経営者、企業の財務・経理と経営企画部門、金融機関、投資家の皆様にとって必見の内容。金融のデジタル化が進む中で、どのように適応し、競争力を強化できるのか? そのヒントをともに探っていきます。

Briefing Sessionスピーカー

Kinexys by J.P. Morgan|Basak Toprak氏 EMEA Head of Kinexys Digital Payments

Basak Toprak氏は、J.P.モルガンのKinexys Digital Paymentsにおいて、プロダクト開発、事業開発、規制当局との対応を統括する。さらに、Kinexys Digital Paymentsのグローバルなイノベーションおよびインキュベーション活動を主導し、新たなブロックチェーンベースの預金ソリューションの導入や、規制当局および業界団体との連携を通じたブロックチェーンを活用した金融サービスの発展に取り組む。
この役職に就く以前は、J.P.モルガンのEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域におけるeコマースソリューション部門責任者として、世界有数のフィンテックおよび決済プラットフォーム向けに統合型の銀行および決済ソリューションの設計・展開を担当した。財務サービスおよび決済分野において20年以上のリーダーシップ経験を持ち、デジタルトランスフォーメーション、新興の決済手法、革新的なテクノロジーに関する深い知見を有する。
また、デジタル通貨や分散型台帳技術(DLT)を活用した金融サービスに関する業界カンファレンスにおいて、Kinexys by J.P. Morganの代表として頻繁に講演を行う。さらに、預金トークン(Deposit Tokens)に関するホワイトペーパーを共同執筆し、その活用事例やメリット、ステーブルコインおよび中央銀行デジタル通貨(CBDC)との違いについて論じている。J.P.モルガンの代表として欧州中央銀行(ECB)による「ホールセール決済のための新技術コンタクトグループ」にも参加する。

ロンドンのBayes Business School(旧Cass Business School)にてe-Business分野のMBAを取得している。

Main Sessionスピーカー

Securitize Japan|小林英至氏 Country Head, Japan

米ブラウン大学・数理経済学学位、シカゴ大学・MBA取得後、メリル・リンチ・キャピタル・マーケッツのニューヨーク本社・投資銀行部門新卒入社、ゴールドマン・サックスを含め、約4年間のウォールストリート勤務。帰国後リーマン・ブラザーズ投資銀行部門SVP、ドイツ銀行、アメリカン・エキスプレス法人事業部門在日代表、マスターカード・ジャパン副社長、ウェスタンユニオン在日代表、欧州インシュアテック・スタートアップ在日代表などを歴任、2020年2月、Securitizeに入社。2022年8月、一般社団法人日本セキュリティトークン協会理事就任。 本社Securitize, Inc. Executive Committee Member。

アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業|梅津公美氏 パートナー弁護士

2011年弁護士登録。東京大学法学部・法科大学院卒、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校LL.M.卒。不動産ノンリコースローンをはじめとする金融取引及び国内外の資本市場における証券発行の双方の経験を活かし、セキュリティ・トークンの黎明期より、公募不動産STOを中心に多数のセキュリティ・トークン案件に関与。個別案件のほか、セキュリティ・トークンの活用に向けた業界の取組みにも参加している。

三井住友フィナンシャルグループ |登壇者調整中

なお、ファシリテーターは、N.Avenue/CoinDesk Japan 代表取締役CEOの神本侑季が務める。

|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部